『菊の御紋章と火炎ビン--「ひめゆりの塔」「伊勢神宮」が燃えた「昭和50年」』
出版社: 文藝春秋
出版年: 2009年
ISBN978-4-16-371200-0
価格:1,714円+税
<目次>
まえがき
第一章 沖縄無血返還の大功労者・佐藤栄作死す
-思わぬ「右」からのフックで三木武夫はノックアウト
第二章 「内戦」としての三菱重工業等連続企業爆破事件
-「狼」「大地の牙」「さそり」一斉検挙
第三章 聖域としての「ひめゆりの塔」
-「沖縄返還阻止闘争」は民族独立運動だった
第四章 「ひめゆりの塔」火炎ビン事件の〝真相〟
-見事な「ノーブレス・オブリージ」
第五章 交響楽『昭和50年』の間奏曲・クアラルンプール事件
-米大使館占拠のテロリストに屈した『超法規釈放』
第六章 「懲戒栄転」で三重県警本部長へ
-「危機管理の鬼」となり猛訓練の日々
第七章 史上初の「伊勢神宮」風日祈宮炎上
-再び皇太子ご夫妻を狙った火炎ビン
第八章 懐かしの三重県警〝昭和グラフィティ〟
-ノウ・モア・タヌキから意外な感謝状まで
第九章 さらば警察庁、こんにちは防衛庁
-狂瀾怒涛の時代が終り、「治世の能吏」の時代始まる
第十章 〝万年課長〟の憂鬱
-武功をたてすぎた武将の「敗者の条件」とは
第十一章 私の考える「天皇制」
-昭和の「大逆事件」との闘い
最終章 老兵は死なず、ただ書き遺すのみ
-「虎ハ死シテ皮ヲ残ス」--老護民官のモノローグ
あとがき